Mar.30.2021
ボタン(牡丹)はシャクヤク(芍薬)との見分けが難しいことで有名な初夏の花…。ことしは花のカレンダーがかなり早く進んでいるので…月が変わったらそろそろ咲いているのを見かけるようになるかもしれません…。
この『波佐見焼
万歴牡丹 軽々丼』は…そんなボタンの花を古(いにしえ)の様式で表現したアイテム…。
丼自体は各部の厚みを最適化して軽量化したもので…これまでご紹介して、ご好評を頂いているものと同じ…。デザインは「万歴赤絵」と呼ばれる16世紀後半から17世紀前半(万歴年間)に好まれた…白磁に赤、緑、青などの釉薬で柄を書き込んだもの…。近現代の写実的な描写に比べると、よりデザイン化されていて…かえって新しさを感じるかもしれません…。
数百年前の様式で描かれた初夏の花…。昔の人も「これはボタンだろうか?シャクヤクだろうか?」と悩んだのかも?しれませんね…。
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