Jul.29.2017
日に日に暑くなるこの時期…。今はエアコンを入れれば何とかなるという「逃げ道」がありますが…昔の人はどうしていたのだろう?と思います…。
今月のはじめに新入荷のご紹介をした「京唐紙うちわ」…。千鳥型を最初にご紹介しましたが…この『丸二
京唐紙うちわ 東大寺型/わさび雲母押し』は…オーソドックスなかたちの丸形のうちわ…。
柄名は「東大寺型/わさび雲母押し」…。名前の由来は、本来は東大寺の正倉であった正倉院の宝物から写し採られた柄から来ています…。モチーフになっているのはシルクロードや唐からやってきた馬、孔雀、小鳥、蝶、魚に加えて麒麟や鳳凰などの空想的霊獣たち…。摺り色は京唐紙の基本色である雲母(キラ)に顔料を加えた「わさびキラ押し」で美しく摺られています…。
現代のセンスにも通じるような古(いにしえ)のモダンデザインを纏った京唐紙のうちわ…。昔の人の夏の暮らしを彷彿とさせてくれるようなアイテムです…。
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