少し前と比べると「絵本=子どもの本」という公式はかなり崩れつつあって…大人も絵本を楽しむということがふつうになってきたような感じがします…。
この『Edword Gorey(エドワード・ゴーリー) The
Epiplectic Bicycle(優雅に叱責する自転車)』は、それをさらに1歩進めたような不思議な絵本…。
Edword
Gorey(エドワード・ゴーリー)さんは1925年シカゴに生まれた絵本作家…。細かな描線を重ねて描く「クロス・ハッチング」という技法で描かれた絵は、エッチングの版画とも通じるところのある緻密な雰囲気が印象的…。
『The
Epiplectic Bicycle(優雅に叱責する自転車)』は1969年の作品…。表紙からしてアンバランスで不穏な雰囲気が横溢…。ページを進めるにつれて、そのミステリアスでシュールな世界に引き込まれていってしまいそうです…。
子どもちゃんには(色々な意味で)ちょっと難しいかもしれない絵本…。世の中にそんな絵本があるなんて…何だか素敵ですよね!
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