Jan.17.2025
SaRa
Raのある京都ではさまざまな設え(しつらえ)や生け花、着物の柄など季節を感じさせるものは…その季節のものではなく「ちょっと先」のものをあしらうのが良いとされています…。この「ちょっと」がなかなか難しく…特に桜柄のモノなどは桜そのものの時季が短いだけに用意する人のセンスが問われてしまいそうです…。
この『京焼・清水焼
粉引桜 盃、ぐい呑』は…そんな桜がモチーフの素敵な器(うつわ)…。
全体に淡い色調が…いかにも桜の季節を想像させるような酒器…。枝垂れ桜のようなかわいい花びらと濃い茶色の枝のコントラストが…厳しい冬に耐え、春を呼ぶ花にふさわしい雰囲気…。ともに持ちやすいフォルムで…お酒が進みそうです…。
良い酒器を持つと…どんどんお酒が進んで「ちょっと」が難しいもの…。あれ?「ちょっと」の意味が話の始めとは変わってしまいましたね…。
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