Oct.26.2019
通常は「組」として使われるカップ&ソーサー…。それぞれのデザインはたいてい同柄で同色というパターンが多いのですが…その組み合わせまでも崩して楽しもうというものを見ると…デザイナーの意気込みが伝わってくるような気がします…。
この『北欧のヴィンテージ食器
ARABIA
(アラビア) DORIA(ドリア)
カップ&ソーサー』も…そんなアイテム…。
デザイナーは多くの傑作を世に送り出したRaija
Uosikkinen(ライヤ・ウォッシキネン)さん…。カップは彼女の特徴である繊細ながら滲んだようなプリント柄の花模様が緻密に配されたデザイン…。ソーサーは対照的にブルーの帯が1本だけ入ったシンプルなデザインになっています…。カップは細かい多角形を上すぼまりに絞ったような独特なフォルムが魅力的…。裏面の刻印はプリントミスなのか(痕跡がないので、消えた訳ではなさそうです)?ソーサーのみに入っています…。
カップを持ち上げると…「あっ」と驚くシンプルデザインのソーサーが現れるカップ&ソーサー…。50年前のデザイナーが「面白いでしょう?」と微笑む姿が浮かぶようです…。
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