Jul.16.2019
SaRa
Raがある京都は明日が祇園祭・前(さき)祭りの山鉾巡行…。四季折々に様々な行事がある京都でも1年のうちで、もっとも盛り上がる日のひとつと言って間違いないと思います…。祇園祭は1100年余りの歴史を経て格式と豪華絢爛さが極まったものですが…京都には気軽に暮らしを楽しむという気質も長い間受け継がれてきています…。
この『京うちわ
鳥獣戯画 烏帽子、猿追、鳥獣戯画』は…そんな楽しい京都の暮らしの一場面を描いた名作がモチーフのアイテム…。
「鳥獣戯画」と言えば説明が必要ないほど有名な絵巻物…。擬人化された生き物たちが活き活きとしたタッチで描かれていますが…実は平安末期〜鎌倉初期という京都にとっては厳しい時期に産み出されたもの…。何となく重苦しい雰囲気の京の空気をしばし忘れて笑いに変える…そんな先人の願いが込められているようです…。
京うちわの特徴である柄を別付けした「差し柄」の本格的な構造に…少しセピアがかった色彩の鳥獣戯画の組み合わせは「トラディッショナル」…。京の古(いにしえ)をゆったりと楽しめそうですね…。
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