Feb.14.2017
古くは16世紀の末頃から「普段使いの食器」を送り出してきた波佐見の焼き物…。その歴史は量産化への飽く事なき探求でもあり、新しい技法をどんどん取り入れて時代に合った器を生み出してきた歴史でもあります…。
この『波佐見焼
常磐 飯椀』シリーズは…そんな波佐見のお茶碗の中にあっては、比較的オーソドックスな技法で絵付けがされたアイテム…。最近はタンポ印刷の原理を応用して、正確にキッチリとした絵付けをした器が多い中、手書きによる「味」が楽しめるのが特徴です…。
「格子」は3本の平行した線をスッキリと引いたデザイン…。「水玉」はグリーンにぽっかりと浮いた白い水玉がかわいい感じ…。「十草」は無数に引かれた放射状の細線が手仕事の良さを再認識させてくれそう…。「矢羽根」はシリーズで唯一3色使いのポップな感じがおしゃれな雰囲気です…。
直線的なフォルムのお茶碗に手書きならではの「ゆらぎ」が楽しい飯椀…。ごはんの「味」もますますおいしくなりそうですね!
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