食器に描かれる絵柄は…幾何学的なものや、野菜などの自然のものをモチーフにしたものなど、さまざま…。中には一幅の絵のようなものもあって…その楽しみは尽きません…。
この『九谷焼文吉窯「そメや」5寸浅鉢「双魚」』は…器の中にひとつの「世界」を持っているような印象の浅鉢…。
手頃な大きさの浅鉢は…口の部分を少し外側へ反り返らせたようなフォルム…。縁の部分がわりと急な角度で立ち上がっているデザインなので…小さい鉢のわりには底の平面部分の広さがある感じ…。
「そメや」独特のブルーで描かれた柄は左右を向いた魚が2匹…。その周りに水滴のような水しぶきのような淡いブルーの彩色が施されていて…魚が泳ぐ鉢をのぞき込んでいるかのような気持ちにさせてくれそう…。
リアルすぎず、抽象的すぎず…独特の世界観が素敵な浅鉢…。早春の食卓を上品に飾ってくれそうですね…。
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